ゴシック建築の大傑作であるミラノのドゥオーモ。高さ108.5m、奥行き157m、面積1万1700㎡の大きさを誇り、ミラノの中心に位置するシンボルである。大理石が用いられ、2245体の彫刻に135本の天を突き刺す尖塔、と世界最大規模のゴシック建築は見るものを圧倒する。
1386年に着工が始まり、1887年にナポレオン指揮の下、尖塔が完成した。第二次世界大戦中、ミラノは爆撃を受けたが、ドゥオーモはこの難を逃れた。
内部は非常に広く、重厚で荘厳な雰囲気が漂っている。正面扉のブロンズ製の扉やステンドグラス、サンタ・テクラ教会跡などみどころ満載だ。また、尖塔に囲まれた屋上からは、素晴らしいパノラマの景色を眺めることができる。天気の良い日に行きたいものだ。
内部拝観の際には、服装チェックがあり、ミニスカート、ショートパンツ、ノースリーブでは入場できない場合があるので、羽織物を持っていくと良いだろう。