サン・モイゼ広場正面に建つ「サン・モイゼ教会」。ヴェネツィアン・バロック様式の教会。映画「旅情」でキャサリン・ヘプバーンが、大鐘楼の鐘の音を耳にして、広場へと小走りに急ぐシーンで登場する場所である。
教会内部は彫刻や絵画で飾られており、ティンレット晩年の作品「弟子の足を洗うイエス」のような美術品を見ることができる。主祭壇にはシナイ山を象った彫刻があり、これはモーゼが神から十戒を受けるために登ったといわれる。また、入口壁面に取り付けられたパイプオルガンは、モーゼの物語を描いているという。
ファサードは華やかに装飾されており、見るものを惹きつける。ぜひ、足を運んでみて。