13世紀から3世紀にわたって建設されたオルヴィエートのドゥオーモ。延べ33人の建築家に152人の彫刻家、68人の画家、90人のモザイク師の手が加わったという。鮮やかなモザイクで飾られたファサードはいつまで見ていても飽きないほど見事なものだ。また、3枚のブロンズの扉は、20世紀を代表する彫刻家エミリオ・グレコによるものである。
内部は三廊式で床、壁面は外壁と同じく黒と白の縞模様となっている。サン・ブリツィオ礼拝堂にはフラ・アンジェリコやミケランジェロの先駆者とも言われるルカ・シニョレッリ作のフレスコ画が飾られている。
街の中心に聳え立つドゥオーモは荘厳で存在感たっぷりだ。フィレンツェ、ローマの間にあるので、移動の際などに立ち寄ってみてはいかが?