「ピサの斜塔」は1173年に建築家ボナンノ・ピサーノによって建設された。白大理石の柱列が美しい「ピサの斜塔」だが、建設当時から地盤沈下のため毎年傾き続けている。塔の高さは北側55.22m、南側54.52mと、差が70cmにもなる。屋上までは293段の階段で上がることができるが、手すりがなく傾いているので、なかなかのスリルである。一時は倒壊の危険もあったことから工事が進められ公開されていなかったが、2001年12月より再公開されている。監視担当のエンジニアで地質学者のミケレ・ジャミオルコウスキ教授は2008年に、少なくともあと300年は倒壊の危険がないとの見解を示したようだ。ある種のスリルを味わいながら屋上から眺めるピサの景色は、素晴らしい。ピサの風景を一望できる。
見学は1回40人までで、ガイド付の所要時間は35分ほどとのこと。ただし、8歳以下は見学は出来ないので要注意。