ポルタ・ティチネーゼ通りに面する「サン・ロレンツォ・マッジョーレ教会」。ミラノ最古の建築物の一つであり、古代ローマ時代の16本のコリント式列柱が正面を飾っている。初期キリスト時代だった370年頃に建築されたもので、10世紀、12世紀にそれぞれ大火災に見舞われ、その後幾度か改築が施されている。そのため、ビザンティン様式の面影に、ロマネスク様式の祭室、さらにはバロック様式のクーポラというように、いくつもの建築様式が共存する珍しい教会となっている。
コンスタンティヌス帝の像が正面に建つ。コンスタンティヌス帝は、初代キリスト教皇帝として知られる人物である。