「サンティッシマ・アヌンツィアータ教会」前に広がる「サンティッシマ・アヌンツィアータ広場」。中心にはメディチ家のフェルディナンド1世の騎馬像が建っている。彼の治世はメディチ家、トスカーナ大公国が最後の繁栄を見せた時代だったという。フェルディナンド1世は巨匠ジャンボローニャに騎馬像の依頼をし、1608年に彼の弟子ピエトロ・タッカによって完成された。この像はサント・ステファノ騎士団が北アフリカ遠征の際、持ち帰った大砲の砲弾が使用されているのだとか。当時は、敵の砲弾を使って、像を作製するのは一般的だったという。
また、ここは映画「冷静と情熱のあいだ」の撮影にも使われた場所である。興味のある人はぜひ、訪れてみて。