八角形の建物をした「サン・ヴィターレ教会」。548年に建設された歴史ある教会である。シンプルな外観からは想像できないような、圧倒的な迫力と美しさを誇るモザイクが「サン・ヴィターレ教会」の見どころだ。特に主祭壇左の壁面上部に描かれている「ユスティにアヌス帝が宮廷人を従えた図」と、向かいに位置する「テオドラ妃と随臣・侍女たちの図」は金色のバックに描かれ、鮮やかなコントラストが見事である。あまりの美しさに我を忘れてしまうほどだ。教会の内陣が、まばゆいばかりのモザイクに彩られていて、それだけでもラヴェンナに来て良かったと心から思える瞬間である。
ため息が出るばかりの美を持つ「サン・ヴィターレ教会」のモザイク。これは一生のうちに見ておいたほうが良い傑作中の傑作だろう。本当にオススメしたい場所だ。