メディチ家の事務局である、フィレンツェ公国の行政局があったことに由来する「ウフィツィ美術館」。歴代メディチ家の美術コレクションが結集した美術館で、イタリアルネッサンス絵画の宝庫である。1591年より部分的に公開されており、ヨーロッパ最古の近代式美術館の一つとされている。イタリア国内の美術館としては、量、質ともに最大だ。館内には2500点もの作品が並び、ボッティチェッリ、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロといったイタリアルネッサンスの巨匠を中心に展示されている。
「ウフィツィ美術館」は、全体として巨大なU字型をした建物で、美術館は2階と3階に分かれている。2階はダ・ヴィンチやミケランジェロなどのデッサンや版画の展示で、3階が絵画館だ。
巨匠たちの代表作を見れるチャンスがここにはある。ぜひ時間を作って、できればゆっくりと鑑賞したいものだ。日本語によるオーディオガイドもあるので、利用しても良いだろう。