高知県土佐清水(とさしみず)市、高知県の、そして四国の西部南端に位置し人口は15,468人(2012.7.1現在)で、高知県では室戸市に次いで2番目に人口の少ない市で、四国で見ても同じく2番目に人口の少ない市ですが、足摺岬の存在がたいへん有名です。
そんな高知県土佐清水(とさしみず)市にある、金剛福寺の山門は、四国八十八か所霊場の三十八番札所と柱に表示がありますが、三十七番札所の岩本寺(四万十町)とは札所間の距離が八十八か所中最長だそうです。出入口の両サイドには仁王像が立っており、仁王門となっています。山門を入ると、多角形の御堂がまず目に入りますが、手前のゴツゴツした岩岩も大変印象深いものがあります。大師亀といわれる大きな亀の石像がお出迎えです。海上で修業をする大師が海亀を呼び、その背に乗って海を渡ったといわれています。「頭を撫で祈念すべし」ともありました。ビリケンさんの頭版?!みたいな。本堂は、割に重心低そうなどっしりとした感じの御堂です。屋根色もダークで全体にシックな雰囲気です。池と赤岩このお寺で他に印象的なものは、右に見える赤い岩や、広い池で、普通のお寺に持っているイメージでこの寺を見ると、色々と違ったものが目に飛び込んできて、それはもう鮮烈な印象を与えてくれます。寄進のお願い平成の大修理の為、敷石の寄進をお願いしたい(1枚1,000円)旨の表示が山門にあり、寄進すると、金剛福寺と書いた日本手ぬぐいをもらえるそうです。
お寺と一口に呼んでしまえないぐらいの見どころ満載の「観光地」と行ってもよいと思います。
土佐清水に来たら、足摺岬とはセットで訪ねたい場所です。