福井県坂井市にある丸岡城。ここに残されているのは野面積みの石垣の上にある三階建ての天守閣のみです。この天守閣は現存する12の天守閣のうち最古の建築様式を有しており、国の重要文化財に指定されています。その周辺は霞が城(丸岡城の別名)公園となっています。北陸地方で天守閣が残っているのはここだけです。柴田勝家の甥柴田勝豊が1569年に築城いくつかの城主一族が居城とした後、明治になってから 廃藩置県による廃城の際には天守閣のみが運良く解体を免れ、明治34年(1901年)に丸岡町に買い取られて城跡は公園となりました。昭和9年(1934年)に国宝(旧国宝保存法)に指定されましたが、昭和23年(1948年)の福井地震で倒壊。昭和25年(1950年)重要文化財(文化財保護法)に指定され昭和30年(1955年)に倒壊した天守閣はほぼ倒壊材をを用いて元の通り組み直し修復されました。関係者のご尽力は大変なものだったことでしょう。平成18年(2006年)日本100名城に選定されてもおり、桜の名所だそうです。
役立つ情報
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利用料金
大人:300円
小中学生:150円
※歴史民族資料館入館料込み