取り壊されてゆく文化財を惜しんで、その保存を計るため、今は二人とも故人となられたが 旧制第四高等学校同窓生であった 谷口吉郎博士 ( 博物館明治村初代館長 ) と 土川元夫氏 ( 元名古屋鉄道株式会社会長 ) とが 共に語り合い、二人の協力のもとに 明治村が創設された。
明治村が財団法人として発足したのは昭和37年。多くの方の支持を受けて、工事は進んでいった。
入鹿池湖畔の豊かな自然を大切に保存しながら、ようやく博物館明治村が開村したのは昭和40年3月18日。開村当時は15件に過ぎなかったが、現在では67件に達し、博物館の敷地も2倍近くの100万平方メートルに広がっている。
明治村では解体されていく建造物の中から 価値あるものを選んで、移築し、復元した。それらは昭和初期のものをも含み、また旧所在地はほぼ日本全土にわたるほか、シアトルやハワイ、ブラジルにも及んでいる。そのうち国の重要文化財10件と 愛知県の有形文化財に指定された建造物が含まれている。
それぞれの建築は、室内に家具調度等を陳列して公開している。また村内に軌條を敷いて、明治時代の最初の電車や蒸気機関車を動かし、入場者の交通の便に供し、また宇治山田郵便局では、実際の郵便業務を行っている。
種別
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個人
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団体(20名以上)
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大人(18歳以上) | 1,600円 |
1,400円
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シニア(65歳以上) | 1,200円 |
1,000円
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高校生 | 1,000円 |
800円
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小・中学生 | 600円 |
500円
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