ソルラルが段々近づいてきました。韓国に住まれる方は今頃ソルラルに送るお歳暮や料理の準備で忙しいはず。
韓国は日本とは違い、陰暦での1月1日を旧正月(ソルラル)として過ごします。
日本でも正月3が日を休むように、韓国では旧正月の前日から当日、翌日まで3日間連休になります。
ソルラルまで数日を切っている今、韓国のあちこちの家庭がソルラルの贈り物や料理の食材をこぞって買うため、在来市場やマートで「購買大戦」が繰り広げられています。
また、韓国でソルラルの料理として絶対欠かせない料理が、お餅の入ったスープ「トックク」です。
韓国では、ソルラル当日の朝、温かいトッククを家族と一緒に食べる風習があります。
トッククを食べることでソルラルを過ごしたといえるほどです。
その理由はトッククの材料である、カレットッにあります。長く白いカレットッは、高貴な品格と長寿を意味します。
また、ソルラルの朝に食べるのは、昨年の災いをすべて洗い流し、新しい一年を開くという意味を持っています。
しかし、時代の変化により、最近のトッククは元祖オリジナルの白いお餅だけではなくなりました。
各種の野菜エキスが入った色のついた五色トックも韓国の母たちに大人気です。色も綺麗で栄養もより含まれているからです。
ソルラルの間に韓国旅行に来たなら、韓国ソルナルの風習を体験してみてください。
「おせちもいいけどトッククもね。」と昔のCMのフレーズのように、トッククも是非挑戦してみてください。
トッククの料理法は家庭によって違いますが、基本は同じで次のような手順になります。
材料:カレットッ300g、牛肉 200g、にんにく(みじんぎり)、卵2個
味付けには、しょうゆ、ごま油、みりんが入ります。
料理法
1.カレットッを切って、冷たい水に⒑分程度漬けておきます。牛肉は、水に漬けておいて血を抜きます。
2.鍋にごま油を大さじ1杯入れて回したあと、水気をきった牛肉とみりん大さじ2杯、ニンニク大さじ1杯を一緒に入れて炒めます。
3.牛肉の色が変わったら水を3カップほど入れて煮ます。
4.牛肉のダシが出てきたら、お餅を入れて煮ます。しょうゆ1杯と、塩少々で味を調えます。
5.お餅に火が通ったら、卵を溶いて入れ、ねぎも入れます。火を切ってごま油小さじ1杯程度入れたら完成です。
この通り!トッククはカンタンにできちゃう料理です。韓国でもご自宅でも、トッククを楽しんでくださいね!