トンチミククスというのは、大根やアルタリ(日本でもご存知、チョンガーキムチの大根)で水キムチをつくり、その美味しいキムチのエキスを汁にしてククス(そうめん)を食べる、夏の食べ物のことだ。
水キムチをつける時には唐辛子を入れる場合と、入れない場合があるようで、このお店はスープが赤く若干辛いものとなっている。特別に江華島だけの食べ物というわけではではなく、全国的にあるメニューの一つなのだが、MBCという民放の番組で、グルメ店として紹介された。さらに、広城堡という歴史遺跡地の入り口にあるためか、外国のお客様もたくさん来るようだ。すごいのは店名である。「味!殺してくれるトンチミククス」と何やらぶっそうだが、韓国語ではよくこういう表現をする。つまり食べる人の側でいうと、「死ぬほど美味しい!!」ということになるのかな?
味はさっぱりして、とても美味しい。ピリッと辛いところがまた夏の暑さにピッタリで、汁まで全部飲み干せる。メニューは他に、にらのビビンパプ+テンジャンチゲ(味噌汁)、カルビスープ、海鮮チジミ、トッドリムック(どんぐりを粉にして寒天上にしたもの。これも美味しいです)等々。