キャンプ・グリーブスは、「太陽の後裔」2話でアメリカ軍と韓国軍が合同作戦を行ったシーンや、ユ・シジン(ソン・ジュンギ)大尉がカン・モヨン(ソン・ヘギョ)を救出しに行くシーンなど、数々の名シーンの舞台として使われました。ここでの撮影は5、6日に渡って行われ、その間ソン・ジュンギが待機室として使った部屋も公開されています。観光客のために、数か所に施設内地図が設置されており、各施設付近にはドラマでどの場面で使用されたかを説明する案内板も立っているため、見逃すことなく安心して周ることが出来ます。
施設の出入ゲートは、主役カップル、ユ・シジン(ソン・ジュンギ)大尉がカン・モヨンを単身、車で助けに行くシーンに使用された場所。
キャンプ・グリーブスに入ってすぐ左にある将校宿所の3階は、ドラマ9話で、特殊指令官一行の太白部隊本陣訪問の場面が撮影された場所です。中に入ることはできませんが、廊下や階段に上がって撮影可能です。
ユースホステル建物1階には、ユ・シジン(ソン・ジュンギ)大尉の待機室があります。
実際にこの部屋で、ソン・ジュンギ氏がシャワーを使ったり、休憩を取っていたようです。
部屋内には、ドラマで実際に使われた小道具、台本が置かれています。
ユースホステル内には、内務班と呼ばれる兵士の生活部屋があります。ドラマ内でも登場する部屋です。
この建物は普段はユースホステルとして利用されており、利用者はこの部屋で実際に寝泊りをして、軍生活を体験します。
キャンプ・グリーブスの駐車場にある装備庫の中は、ドラマ2話、アメリカ軍と主人公達の属するアルファ軍の合同作戦の場面で使用されました。ドラマそのものの雰囲気を出すため、段ボール箱が置かれ、スモークも焚かれています。ユ・シジン大尉のアクションシーンが目の前に思い浮かぶようです。
体育館の一部は、ウルクの空港シーンで使われた場所です。実際に現場を見てみると撮影のテクニックに驚きを隠せません。
キャンプ・グリーブスでは、施設見学だけでなく、様々な特殊プログラムを体験できます。
軍服体験コーナーでは、ドラマで主人公達が着ていた軍服を実際に着用することが可能。
上下の制服と、帽子、ベルトをセットで着用し、記念撮影が出来ます。
軍服の種類は、ユ・シジン大尉のものと、ソ・デヨン上士のものと2種類あり、軍服にも名前が書かれています。それぞれの階級に合わせて、軍服や帽子のデザインが違い、ディテールを感じます。
アメリカ軍や、登山で使用される「パラコード」作りも体験できます。
パラコードとは、緊急時にほどいてロープなどに使ったり、蛇にかまれたときに止血に使ったりするグッズのこと。作り方は簡単で15分~30分で完成します。自分へのお土産にもなって嬉しいですね。
ドラマでも何度も登場した「認識票」を作るプログラムもあります。
2枚のプレートにそれぞれ、言葉や自分の名前などを刻むことが出来ます。
スタッフに聞けば、ユ・シジン大尉、ソ・デヨン上士の認識番号も教えてくれますよ。
認識票はもともと、死後に必要なもので、戦時中に死亡した場合、一つを死体に、一つを本陣に持って帰り、死亡を報告するためのものとのこと。
ただ作るだけではなく、一つ一つ物の意味を学べるのも軍体験ならではの面白さです。
キャンプ・グリーブスは、現在京畿観光公社によって運営されており、現在は残念ながら、個人資格では出入が出来ないとのこと。30人以上の団体に限り訪問可能で、2週間前に事前予約が必要です。
京畿観光公社では、都羅山展望台や、第3トンネルのように、個人資格での訪問が可能なよう方法を模索中とのことなので、今後の展開に期待出来そうです。
ドラマ「太陽の後裔」の雰囲気を楽しめるだけでなく、体験プログラムが充実しているため、貴重な思い出が作れますよ。ドラマを見た人なら200%楽しめるスポットです。