安東民族村の中にある安東民族博物館は、安東の儒教文化遺産約4000点を展示している博物館。安東民族博物館は、安東ダムの建設によって沈んでしまう安東の文化遺産を保存するために作られたもの。
安東の人々の伝統的な生活の様子、冠婚葬祭にまつわる資料など、実際に見て深く理解ができるよう作られている。観光客だけでなく、地元の学生たちにとっても歴史を学ぶことができる重要な施設のひとつとなっているところ。
安東民族博物館内には、韓国人の一生に関わる儒教文化をミニチュアで分かりやすく展示してあり、実際の生活の様子が見て取れるようになっている。
他情報
【韓国では、お祝いの場にかけつけるよりも、悲しい時によりそばにいてあげたいと思う心情からだろうか、「結婚式は行けなくてもお葬式には必ず行く」と言 う人が多い。知人や知人の親族が亡くなったら、必ず訪れるようにしよう。葬儀場に着いたあとの一般的な手順は下記の通り。
1. 線香をたてる。
日本の感覚でいうと、まずは受付でお香典を出すところだが、韓国では先にお線香をたてるのが一般的。お焼香ではなく線香の場合が多く、1~3本でOK。
2. 遺影に向かってクンジョル(大きなお辞儀。つまりは土下座)を二回半する。キリスト教の信者はクンジョルをせず、小さなお辞儀で済ますことが多い。
3. 喪主と遺族に向かってクンジョルを一回。慰労のことばをかける。(「アンニョンハセヨ」は「元気ですか?」という意味なので絶対に使わないこと!)
4. 受付で香典を渡す。(受付などはなく香典入れの箱だけ置かれている場合もある)
5. 別室で通夜ふるまいをうける。
香典は日本のようにわざわざ香典袋を別途購入する必要はなく、普通の白の封筒の表に「賻儀(プウィ)」と縦に書けばよい。封筒の後ろに名前のみ記入する。
相場は3万ウォン、親しければ5万~10万ウォンとさまざま。ちなみに韓国では結婚式のご祝儀の相場もこれと同じ程度だ。日本との違いが見られる。】