梁山(ヤンサン)から密陽(ミリャン)ダムの紅葉を見ながらドライブ、
そして清道(チョンド)のワイントンネルに向かいました。
清道駅から続く田舎道の両脇にはオレンジ色の実がビッチリとついた
柿の木が続き、この今の季節はとても素敵な景色を見ることが出来ました☆
慶尚北道にある清道群は大邱の隣にある農村で、
以前は京釜線として使われていた路線が廃線になり
しばらくは放置されてましたがワイン貯蔵地として使われるようになったそう。
釜山とソウルを結ぶ京釜線は日本軍が満州へ進出する為に重要なトンネルで日露戦争による軍需輸送の為に急ピッチで
建設がすすめられ1904年に完成。日本が満州と朝鮮半を植民地支配へと傾斜していく際の基盤となった線路で、
トンネル入口上(柿の模型の上)にある石碑には完成した明治37年(1904年)と刻まれ、
植民地支配の遺物は反日感情で壊されることも多くありましたが、こちらは当時のまま残っています。
歴史を知り見学すると複雑、かつ考え深いものがありますね。
韓国ドラマ 「テルア(떼루아)」 (日本題:テロワール)の撮影地だそうです。
ワイントンネル近隣にはドラマのセットも残っているのでドラマを見ていた方は楽しめそうですね☆
清道盤柿(バンシ)と呼ばれる平べったく糖度が高い種なしの柿を熟成・発酵させて作った柿ワインの熟成倉庫としてして
使われている全長 1015mのワイントンネル。ワインに関する展示品やワイン用の装飾品の販売、
柿ワインの試飲(有料)も可能で冷凍半熟柿は箱詰めで販売もされています。
トンネルの中は1年中内部の温度15度、湿度60~70%に保たれていて、
訪れた日は外よりトンネル内の方が暖かに過ごせました。 夏は涼しく、冬は暖かくて人にも過ごしやすい温度ですが、
トンネルからは時折、水がポタリ、ポタリ…と落ちてきます。
スペシャルワイン 13000w/375ml/12度 グラスを口に入れるときに一瞬、ウイスキーのような香りがフワッと香り、
柿の甘味があるワインですが後味はスッキリ!何処でも飲めるワインじゃないから買ってみました☆
柿のワインは李明博大統領の就任式の乾杯酒としても使われたそうです。
他情報
ワイン用の装飾品の販売、柿ワインの試飲(有料)も可能。
入場料:無料