慶尚道の永川には、願いごとを叶えてくれる350年の歴史を持つ神秘の「トルハルメ(石のおばあちゃん)公園」がある。古くからこの村の住民たちは、伝染病や凶事が起こると「石を祀りにいく」と言ってトルハルメを参拝し、毎月の陰暦の15日にはハルメのための祭祀を行った。おそらく日本人観光客はまずいかないだろうという、慶尚北道の永川というところにあるトルハルメ。ソウルから4時間バスに揺られ永川へ、さらに地方バスで40分、やっとトルハルメ公園に着いた。
トルハルメ公園はテレビや雑誌などで紹介され、意外に観光地化されているらしく、門はとっても立派。トルハルメは小さな祠に祭られていた。誠意を込めて願い事をすればひとつだけかなえてくれるトルハルメは10キロほどの丸い石。願い事の仕方はちょっと複雑で、トルハルメの前で合掌をしまずトルハルメを持って一度おろす。そのあと住所・名前・年をいい願い事をしたあと、もう一度トルハルメを持って最初より重たくなっていたら願い事をかなえてくれるという印だそう。願い事のほかに何かを聞くこともできる。
実は、半信半疑で2008年に後輩といってきたのだが、後輩は弁護士試験に受かり、私も願いを聞き届けてもらった。神秘のトルハルメ、1度は行く価値があるのかもしれない。近くには石のおじいちゃん=トルハラボジも祭ってある。
【おばあちゃんにお願いをするときの注意事項】
神秘のトルハルメに誠意をささげればお願いをひとつだけ叶えてくれます。
<注意すること>
1、体と心がしっかりとした状態で訪問してください。
2、トルハルメの前では、絶対に喫煙したり、笑ったり、話をしてはならず、厳粛にしてください。
3、お願いをするときは、合掌し、丁重に三拝して何も考えずにまずトルハルメを持って下ろしてください。
トルハルメの重さは10キロ程です。
4、住所・名前・年を言い、ひとつだけお願いごとをしてください。
もう一度ハルメを持ってトルハルメの重みが、最初よりも重くなっていたら、
ハルメがお願い事を叶えてくれるというしるしです。
ハルメの重みで測定をします。
*トルハルメに聞くこともでき、またお願いすることもできます。
*石をただ持ってみたり、その前でおしゃべりをしたりしないこと。(管理住民一同)