翰林公園は、済州島の議員であったソンボンギュ氏によって作られた大型庭園。彼は早いうちから済州島の産業が観光になっていくであろうことを察知し、済州島の地域開発に力を入れており、この翰林公園を作るにいたった。開発に先駆け、日本のサボテン公園を視察したりもしている。翰林公園は、韓国の方々に人気のスポットらしく、駐車場から大盛況。この翰林公園、日本にちょっとしたゆかりがある。作家司馬遼太郎が『街道を行く』シリーズの28『耽羅紀行』を執筆のために当時まだ建設途中だったこの公園に立ち寄ったのだそうだ。その後完成後に司馬夫妻を公園に招待したところ、「後ほど必ず」の約束があったが1996年司馬遼太郎逝去によりそれはかなわなかったが、訪問の記念碑を建てたのだそう。
2000年には日本の前中曽根首相も訪問しているのをはじめ、各国の大統領や首脳、韓国内のスポーツ選手や著名人も訪問録に名前を連ねている。
まずは亜熱帯植物園から見て回る。さまざまな花が次々と現れてくるところでちょっと先行きが不安に。どうやらこの公園、大分広いようだ。予感は的中。10万坪有ると言う公園の1/5は有ろうかという亜熱帯植物園を抜けると椰子の木の道、その奥には再び洞窟が・・・2つ。この洞窟は天然記念物236号に指定されているそうで、最初の洞窟・挟才窟、2つ目の双竜窟ともに珍しいものだそう。
さすがに火山で出来た島だけあって、洞窟はあちこちにあるよう。そんな洞窟に更に脚が動かなくなりつつも、順路どおりに進まないと出口には出れない。翰林公園の真中にある休憩所でジュースで一休みし、石・盆栽園を見て周る。トルハルバンを生み出した島だけあって石にも思い入れが深いのか、石を彫刻するよりかはそのままを生かしたものが多かったように思った。
そこの奥には山野草を並べた温室があったが、入り口でひきかえした。
再び休憩所に戻って今度はお土産を漁ることに。しかし、車とは言えホテルにもって帰ること、更には飛行機で持ち帰ること、そして今回は飛行機を降りてからも一旅行あるので、そこで重い物(蜂蜜とかね)は買わず。
入場料
一般 | 敬老 | 未成年(18) | 小人 | |
個人 | 7,000 | 5,000 | 4,500 | 3,500 |
団体 | 4,500 | 3,500 | 3,000 | 2,500 |
障害者 | 4,500 | 3,500 | 3,000 | 2,500 |