国立海洋遺物展示館は、海底から引き揚げた交易船の船体や遺物を展示している非常にめずらしい博物館です。
ここの博物館の目玉はなんといっても、海底から引き揚げた交易船を丸ごと展示していることです。
船は新安沈没船といって、元の時代、約700年前に寧波から出発し、博多に向かう途中、全羅南道の新安沖で難破し、沈没したものです。
船内には紫檀木や陶磁器などが積まれていました。荷札には東福寺と書かれたものもあって、京都にも運ばれる予定だったのでしょう。
海洋遺物展示館、かなり面白いです。700年前の交易船は長時間眺めていても飽きることはありません。きっと中国や、朝鮮、日本の商人や船乗りが乗ってるメトロポリタンな船だったのでしょう。
役立つ情報
・入館料は無料です。