江華山城は、江華島にある高麗時代のお城跡。ソウルの中心にも王宮を囲んで東西南北に門があるが、ここ江華島にも4つの門がある。1232年にモンゴルから侵略されたのをきっかけに、当時の高麗・高宗(コジョン)という王様が江華島に遷都した(38年間)ので、王宮があったのだ。その際に築城されたもの。
江華山城の城壁は内城・中城・外城と周囲が長いところでは23.2kmにも及ぶ。南門は江華山城につながっていた4大門のうちの一つで、按波楼と呼ばれており、1711年に復元されたものだ。北門は眞松楼と呼ぶ。北門の右側の階段を上って山道を少し上がっていくと、遠くに北韓の山々も見ることができる。
江華山城というと何かお城のような建物があるのではないか・・と観光客の皆さんは想像して来られるかもしれないが、残念ながら建物はなく、この門や城壁を見ながら歴史を感じることしかできない。しかしながら城下町ならではの趣きがあり、外国のお客様には人気のあるスポット。