坂を上った先にあるのは、密陽邑城という山城。石の城壁は、真新しくて整備したばかりという感じだが、ここから川と街を見下ろす眺めは素晴らしい。しばらく風に吹かれながら、揺れる木々のかすかなざわめきと陽光に光る街を眺めて過ごせる。移転工事で、休館中の博物館前を抜けると四溟大師の立像がある。加藤清正と戦中交渉をしたという方で、熊本の本妙寺にも松雲大師という名で資料が残っている。こんなところで、お目にかかるとはなんて感慨も。
記事最終修正日時2013.03.07 07:58
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