牙山市の外岩民俗村は、竜仁民俗村のようにテーマパークとして作られた民俗村と違い、伝統的なわらぶき屋根の家屋が並ぶホントの村で、住民もちゃんと住んでいます。村の片隅には、展示物として作られた家屋が建てられていますが、今回は時間的関係もあったり、雨も降りそうだったので、実際に人が住んでいる村の方を案内してもらえる。家をよく見ると、壁にカレンダーが掛かっています。実際は、こういう特別な地域でないと、こんな家は残っていないはずです。たらいやザルが外壁に掛けてあるというものですが、これらは韓国の家庭生活では必須アイテムです。キムチを作るときにも、これがないとね。村の回りは、山と農地に囲まれていて、とてものどかです。裏庭にあるのは、オンドルの煙突だと思います。ボイラー式のオンドルなら、せいぜいボイラーの煙突くらいなもんですが、これは従来式の薪を焚くオンドルなんでしょうね。そうするとこんな煙突になるようです。韓国にも伝統的にブランコがあるようで、結構高いところからぶら下げるのでおっかなかったりする。日本の農家とあまり変わらないんじゃないでしょうか。覗くのは失礼なんでしょうが、この民俗マウルを訪れる人はカメラをぶら下げている人が多いですから、やっぱりシャッターを切ってしまいます。実際に村の人、牙山市民の人以外は入場料を払って入ってますし、塀(へい)も石垣で低いですから、結構丸見えで、それがいいんですけどね。