豊南門は全州の一番代表的な文化財であり、全州府城の4大門の中のひとつ。1768年に作られた豊南門は、ソウルの南大門のような形態的特長を見せており、半月状にめぐらされた石塁が美しい建物。豊南とは、中国の漢の国の高祖がうまれた豊沛の南側という意味で、朝鮮王朝の発生地である全州を中国の漢と比ゆしたものだそう。1905年に東・西・北門は撤去されて南門だけが残り、今日に至っており、現在の姿は1978年に修復された。夜にはライトアップが大変美しいので夜に訪れてもいい。
近くには全州を代表する観光スポットである全州の韓屋村や、南部市場などがあり、徒歩圏内に見所が集中している場所でもある。
南大門と同じく、門の周りは車がビュンビュン通る道路なので、見学の際には気をつけよう。
2010年12月まで欠けた屋根の修理などの補修工事が行われており、2011年からは30年ぶりに新しい姿に生まれ変わった豊南門が見られる。