珍島の海岸道路の中で一番美しいところと言われる細方落照展望台。
韓国で一番斜陽を長く見られる場所でもある。
この地は多島海と呼ばれ、その名の通り大小の島があちこちにあり、それを一つ一つ見ていくのも楽しい。
その島と島の間に日が落ちる瞬間にばっちりタイミングを合わせ、展望台からこの一帯を見下ろせば一生忘れられないほど幻想的な景観に出会える。
指島(主之島)、足指島(陽徳島)など、名の通り異様な形をした面白い島たちが海の霧にうずもれ、現れ、水平線に陽が落ちながら紅く染められていく、そんな変化の様にうっとりとさせられる。
空を、山を、海を、日が真っ赤に染めていく様は厳かで心洗われるようである。
中央気象台がここを韓半島最南端『最高の斜陽展望台』と名付けたのも頷ける。
また、ここは多島海の美しい島々を一望できる韓国最高の多島海ドライブコースでもある。
緑生い茂るの山をバックに視界大きく開けた海を前にして、清浄な空気を胸一杯に吸い込めば日ごろの疲れも悩みも全て、この多島海の青い波に吸い込まれ消え去ってしまうだろう。
コース紹介
細方落照展望台から見える島々
主之島、陽徳島 : この島たちは周囲が松の木で取り囲まれ、頂上には花崗岩が集まって出来ている島であり、
姿が手や足の指のように見えるため、手指島、足指島などと呼ばれる。
穴島 : 穴の空いた島と呼ばれるこの島は空島とも呼ばれ、穴を通して多島海の全景を眺めると神秘的でより美しく見える。
獅子島 : 海の真ん中に怪石が鎮座する様がまるで敵を凝視する姿に見えることから獅子島と呼ばれる。
緑と奇岩が調和して美しい風景をなしている。