マレーシアの特産品として名高いピュータ(スズ)製品の老舗「ロイヤル・セランゴール」。そこでは工場見学が実施されており、制作の工程を見ることが出来る。場所はワンサ・マジュ駅からタクシーで5分ほど。クアラルンプールの中心街からだと、タクシーで約15分のところなので、意外に近い。年中無休でやっており、工場見学は無料。
予約も必須ではなく、入り口に入るとガイドさんが1人付いてくれ、工場の案内をしてくれる。最初はアンティークのピュータ作品の展示ゾーンで、「これは何年代のもので、、、」というように順番に説明してくれるのだ。基本、説明は英語だが、マレーシア人は英語も中国語もマレー語もできるので、分からないことがあれば聞いても答えてくれるだろう。
続いて、製品工場へ入る前にピュータのカップで一杯。ピュータは保冷効果に優れており、ビールやジュースが美味しく飲めるそう。カップの口当たりも良く、さすが高級品である。日曜日は工場ラインの見学はお休みだが、見学者用に所々の製作工程を見せてくれる。プロはじつに素早い作業で、一瞬止まる時を狙わないと写真も撮れないほど。一部の作業は体験することもできる。
見学が終わったら、ショップフロアへ。写真撮影も可能だ。クラシックプーのシリーズや茶器や時計など、いろんなピュータがある。ここでしか販売されていないものもあるので、欲しいものがあったら購入するのが得策だろう。
工場見学に、体験に、お土産と大充実の内容。市内からも近いので、ぜひ行ってみて。