京都祇園にて新進気鋭の若きシェフが腕をふるうリストランテ。2007年の初夏に独立を果たした筒井光彦シェフは、大阪の名店ポンテベッキオの出身。八坂神社から歩いてものの30秒。京都の中でも、もっとも京都らしい立地で、正統派イタリアンを心を籠めて提供する。歴史は浅いが、かのポンテベッキオで修業をされていたということで、確実に実力派であるということが解る。前評判は絶大で、クラッシックなものだけでなく個性的な一皿も堪能できるという。京野菜という伝統野菜から生まれる新たな味今京都イタリアンでも目を見張る勢いを魅せる。
一等地ながら、一軒家で構えるところに感心。以前はカフェだったという店舗を改造しての開業。建築家・竹山聖氏によるシンプルベストな空間に、思わず料理にありつく前に心躍った。窓からは八坂神社の桜も見える、申し分ない眺望。
店名キメラには“由来の異なるものの融合”の意味があるんだそう。京都を中心とした食材たちと、シェフ筒井氏の技法を融合させるキメラスタイルから、今までにない味を提案してくれる。独創的で楽しい、飽きさせない。