祇園、花見小路通りを歩く時は必ずと言っていい程フラッと立ち寄る場所。ここは、テレビや雑誌等のメディアでもよく紹介され、わらび餅が名物になっている甘味処。歴史は比較的浅く新しい店ですが、美味しいという評判でたちまち繁盛店となりました。店内は、割と狭いので、オープン後すぐ満席になります。最近ではずいぶん行列もできるようになってきていて少々待たないと入れません。といっても、甘味であるから回転も早く10~15分くらいでだいたい席に着けます。
オーダーはもちろん、ぎおん徳屋名物「わらびもち」です。国産の最高級本わらび粉のみを使用し、上品な甘さの和三盆糖と合わせて、丹念に練り上げた本わらび餅。注文を受けてから練り始めるため、これまたちょいとお時間がかかるが、これもまたオツ。美しい塗りの器と共に、特製の黒蜜と、花の押型で固められたきな粉が付いてきて、どちらにつけてもいいし、そのまま和三盆糖の甘みまんまで戴いてもok。かき氷状の氷の上に冷やされて運ばれてきた出来立てわらび餅は、まだ温かみが感じられるほど!涼の演出をしているのではなく、練り上げたばかりのわらび餅は熱いので、すぐに食べられるように冷やしているのだとか。だから冬にもこうして出されます。お箸でつまみ上げようとするとこぼれ落ちてしまうくらい、トゥルン、トゥルン。祇園情緒満点です京を旅した際に、足休めにいかがでしょうか。