三条通、地下鉄東山駅を上がったところに高瀬川があり、そこに小さな橋がかかっています。この橋は、三条白川橋と呼ばれ、江戸から見ると、旧東海道最後の橋になります。次は終点の三条大橋。そんな三条白川橋には、昔から道標があるのですが、見落としがちです。1687年に建てられた、京都で最古の道標だそうです。
これよりひだり ちおんゐん ぎおん きよ水みち
今ではこの橋より東(写真の手前)に神宮道があり、そこから青蓮院を抜けて知恩院の三門まで行くのが自然な流れかもしれません。しかし、当時の旅人たちは、ここを左に曲がり、高瀬川とそこに高く立つ柳を見ながら、南へと歩いたことでしょう。現在、ここを歩くと、「知恩院前」のバス停に出ます。