「YeOldeCheshireCheese」は、ロンドンに現存する最古のパブのひとつだといわれている老舗のパブで、なんと創業は1538年だそう。残念ながら現在の建物は当時からのものではなく、1666年のロンドン大火で焼けてしまった後、1667年に建て直しをされたもの。FleetStreetから少し横道に入ったところにあるので隠れ家的なかんじがする。やっているのかいないのかわかりにくい入り口は、入りにくいオーラを出しまくっている。中に入ってみると、いくつもの小部屋に分かれた細長い構造になっており、まるで「アリの巣」みたい。コナン・ドイルやチャールズ・ディケンズを始め、たくさんの著名人がここを訪れていたことでも有名。暖炉などもあり、一旦中に入るととてもくつろいだ雰囲気が味わえる。建物に入ってすぐのレストランの入り口左手にあるのは、「Africangreyparrot」という種類のオウムの剥製。実際にこのパブで飼われていたPollyという名前のオウムだそうで、40年もの長生きをし、店の名物的存在にあったよう。そしてその訃報は、新聞やBBCでも報じられたといわれている。これだけ古い建物が残っているだけでもすごいのに、今もなお現役で訪れる人々を魅了し続けているのがさらに素敵。