シルバー好きの方にはたまらない、ロンドンのシルバー製品専門老舗マーケットをご紹介。シルバー製品専門マーケット「London silver vaults
」。数あるインドアマーケットでも珍しい、シルバー製品だけを扱ったもの。このシルバーマーケットは、1876年に、もともと古くから家々に伝わる高価なシルバー製品や宝飾品や美術品、また個人的な文書などを保管するための倉庫として『The Chancery Lane Safe Deposit』が作られたものが前身だとか。そこに、第二次世界大戦の頃に放出された、美術品などを保管する場所に困った美術品ディーラーたちがここを使い出したことで、1953年ごろに今の形になったとか。入り口はかなり地味で、気がつかずに通り過ぎそうになるぐらい。中に入ると、1Fには左右にお店が。でもこれだけではなく、階下に下りると、たくさんのお店がある。長い廊下があって、なるほど地下の倉庫街のよう。値段は、やはり本物だとかなりするようだが、日本に比べると破格。お店ごとに得意な分野があり今でも半分お店、半分倉庫として使われているらしく、頑丈な扉の奥にお店が広がるという、珍しいつくり。あまり知られていないからかお客さんもまばらで、インドアなので寒い冬でもゆっくり見られるし、お店の人も対応が丁寧なので、とても気持ちよく買い物ができそう。本当に価値のあるシルバー製品を、お値打ち価格で買いたい方にはもってこいの、落ち着いた雰囲気のロンドンらしい老舗マーケット。興味のある方は是非。