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2009年オープンしたばかりの巨大ホテル

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グランド ハイアット マカオ

再開発が進むコタイ地区

マカオの中国語表記は「澳門」。正式名称は「中華人民共和国澳門特別行政区」。マカオは、旧ポルトガル植民地で、世界遺産とカジノとが有名なことで知られる小さな街。中国・広東省と陸続きのマカオ半島、離島のコロアン島、タイパ島、そしてその両島の間を埋め立ててできたコタイ地区で構成される。
そのうち、コタイ地区では、ヴェネチアン・マカオ・リゾートホテルを始め、フォーシーズンズなど高級ホテルが続々と建ち、ラスベガスの「ストリップ」と呼ばれる大通りにちなんで「コタイ・ストリップ」という名のカジノ・リゾート通りの建設が進められている。将来的には、シャングリ・ラ、セントレジス、シェラトン、ザ・リッツ・カールトン、コンラッド、Wホテルなどもこのコタイ・ストリップに誕生するという。
グランド ハイアットマカオは、ヴェネチアン・マカオ・リゾートホテルの向かいに建設された「シティ・オブ・ドリームス」というエンターテイメント施設の中にクラウン・タワーズ、ハードロック・ホテルと並んで建っている。2009年9月にオープンしたばかりの新しいホテルで、客室数は791室、グランドタワーとグランドクラブタワーの2棟からの構成。通常はマカオの至る所にある「シティ・オブ・ドリームス」行きの無料シャトルバスに乗って、「シティ・オブ・ドリームス」の正面から歩いてロビーへ向かう。タクシーで直接行く場合には、「シティ・オブ・ドリームス」入り口とは反対側の車寄せに到着する。

ロビーが豪華だ。天井が高く、すごい迫力で、まさにグランド ハイアットという感じ。右側の奥に、グランドタワーのフロントが、左側には、グランドクラブタワーのクラブラウンジがそれぞれある。

客室のカテゴリーについて
ここのホテルの客室タイプは少々複雑。2009年9月のオープン当初、最もスタンダードな客室は64㎡の「デラックスルーム」だった。その後、2010年1月頃には、部屋が広すぎるためか、「デラックスルーム」が「グランドスイート」に名称変更。ところが、2010年2月に再度ホテルの公式HPを確認すると、「グランドスイート」の下に52㎡の「デラックスルーム」が存在している。
わかっていることは、このホテルでは「グランドスイート」のように「スイート」という名前が付いていても、クラブラウンジが利用できないこと。クラブラウンジを利用するには「クラブデラックス」以上の客室を予約する必要がある。クラブラウンジへのアクセスがある客室のチェックインはグランドクラブタワー、ない客室はグランドタワーとなる。

グランドクラブタワーのチェックインカウンターの奥は、クラブラウンジになっている。フロントスタッフは、ひとり口調がきつめの中国人らしきスタッフがいた以外は、みな愛想も良くて、親切だ。シンプルなエレベーターホールは、最近のハイアットらしいテイストだろう。
エレベーターホールからは「シティ・オブ・ドリームス」とは反対側の飛行場ビューが見えるが、特に何もないので、眺望は「シティ・オブ・ドリームス」側がオススメ。

Club Deluxe King
このホテルは7階から37階までが客室になっているが、眺望を左右するのは客室の高低ではなく、その位置だ。特に、グランドクラブタワーの場合、「シティ・オブ・ドリームス」がフロア図の左側にあるため、左側に位置するコーナールーム以外は「シティ・オブ・ドリームス」がほとんど見えないということになる。

コーナールーム
今回の部屋はリクエストどおり、「シティ・オブ・ドリームス」が見えるコーナールーム。通常の客室は窓が1面のみだが、この部屋は2面が窓になっているため、開放感がある。 52㎡の部屋がとても広く感じる。「グランドスイート」のようにベッドルームとリビングルームが壁で分けられておらず、ベッドのすぐ横にリビングスペースがあるのだが、L字型のソファーが十分な大きさだし、壁がないことで却って広く感じる。部屋の2面の壁に窓が付いていることやバスルームの壁がガラス張りになっていることも部屋が広く感じる理由かもしれない。

LANケーブルの差込口や電源はソファーの横で、引き出し式になっている。 韓国LG製の液晶テレビ。日本のチャンネルはNHKのみだが、とにかくチャンネル数が多い。63チャンネルもある。

ベッドはキングサイズ。ハイアットの布団は値段は高そうではないが、寝心地が良い。ウェスティンやリッツ・カールトンのよりも気持ちがいいのではないか。そして、ベッドの横にはドアのないクローゼットがある。
部屋のインテリア、デザイン、色使いなどすべて申し分ないが、残念なところを強いて挙げると、新しいホテルにもかかわらずカーテンの開閉が自動ではない点。

今流行のネスプレッソマシンがあり、。とても贅沢な気分が味わえる。コーヒーは全部で3種類あって、どれも味が濃くて美味しい。1回で捨ててしまうのがもったいないくらいだ。コーヒーの他にも、缶に入った緑茶の「鉄観音」と「ロンジン(龍井)」がある。ティーパック類は「T2」のアールグレイ、イングリッシュブレックファスト、ジャスミン、ペパーミントの4類がそれぞれ3つずつ、計12パック。これだけ多く用意しているホテルも珍しい。

バスルーム
バスルームは縦長のスペースで、入口に近い方にトイレ、、真ん中に洗面台、窓側にバスタブというレイアウトになっている。
洗面台のシンクはシンプルなデザイン。アメニティはハイアットオリジナルで、最近は箱ではなくて、袋に入れられている。一番奥の窓際に2人でも十分な大きさのバスタブが置かれている。日中は西日が差してとてもまぶしい。洗い場と一体型のバスルームなので、床が水浸しになることを心配しなくて良いので、日本人にとっては使いやすい。部屋との間のガラス部分は、もちろんブランドを降ろすことが可能。バスアメニティもハイアットオリジナル。中国、香港、マカオとかだと「グランドハイアット」でもバスアメニティはハイアットオリジナルのを使っている。

「シティ・オブ・ドリームス」ビュー

コーナールームにしかない北側の窓からの眺望は、ヴェネチアン・マカオ・リゾートホテルと「シティ・オブ・ドリームス」の中に聳え立つクラウン・タワーズ、ハードロック・ホテルが見える。カジノのエンターテイメント施設ということもあって、夜景は派手めだ。バスルームからは、隣で建設中のセントレジスやシャングリ・ラホテルなどが見える。

クラブラウンジ
クラブラウンジは、グランドクラブタワーの1階にある。多くの宿泊客に対応できるように、かなりゆったりとした作りになっている。テラス席もあり、天気の良い日は外で食事しても気持ちが良い。常時用意されているクッキーは3種類ほどで、どれもすごく美味しい。クラブラウンジというと、小さなスペースに食べ物が置いてあるのを想像するが、ここのクラブラウンジは規模は小さいが、オープンキッチン形式。シャンパンはないが、ビール、ワイン、その他のアルコール類が豊富に用意されている。
17:30から19:30の「Pre-dinner Drinks and Canapes」の時間帯に出されていたものを記憶している限り列挙すると、パン、チーズ、生ハム乗せメロン、サーモン乗せパンケーキ、えび春巻き、シュウマイ、焼き餃子、牛肉麺、東南アジア風焼き鳥、牛肉ハンバーガー、そして、ケーキと果物。パン、チーズ、ケーキ、果物以外はすべてオープンキッチンで作ってもらえるので、熱々が食べられる。特に、焼き餃子は皮がもちもちとして、とても美味しいのでオススメ。
6:30から11:00までが朝食。パン、シリアル、ヨーグルト、果物、ジュース、サーモン、チーズの他、オープンキッチンから、卵料理、ジャージャー麺、点心、おかゆなどがある。夜も朝も、中心は中華料理。料理の種類は、普通のレストランと比べればもちろん少ないが、全種類食べればお腹一杯になるくらい、種類は用意されている。

屋外スイミングプール
プールは、とにかく大きくて、快適だ。聞くところによると、長さは40mあるのだとか。スタッフもとても親切で好感が持てる。このプールの特徴は、大型ホテルにふさわしくプールサイドチェアがたくさん並べられている点だ。これだけ椅子が多いプールは初めて。また、プールに少し浅くなっている部分があって、その中にも椅子が置かれている。プールの中で寝転がっているように寛ぐことができる。子供用の浅いプールもある。

フィットネスジムは可もなく不可もなくいたって普通。マシーンの種類も特に少なくない。ちなみに更衣室には、ジャグジーとミストサウナがある。

PLUS情報

付帯施設情報


レストランの数:


他情報


駐車場有り:Yes
客室の電圧 (ボルト数):220
ルームサービス(yes, no, 24 Hrs):Yes
ホテルが建てられた年:2009
基本情報
  • グランド ハイヤット ホテル マカオ ホテルの電話情報85388681234電話を掛ける
  • グランド ハイヤット ホテル マカオ ホテルのFAX情報8867 1234
  • グランド ハイヤット ホテル マカオ ホテルのチェックイン/アウト情報チェックイン/アウト:12:00 / 11:00
  • グランド ハイヤット ホテル マカオ ホテルの日本語情報日本語:可
  • グランド ハイヤット ホテル マカオ ホテルのホームページ情報http://www.hyatt.com/hyatt/wwg/hotels/macgh/index.jsp
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記事最終修正日時
2013.03.07 07:58

Creative Commons — 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本 — CC BY-NC-ND 2.1

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