聖アントニオ教会(聖安多尼堂)。1558年頃マカオで最初に建てられたキリスト教礼拝堂があった場所に建ち、イエズス会が初期の本部を設置した。1638年に教会自体が建てられてから3度の火事に遭い、現在の建物は1930年に再建されたものだ。庭にある十字架は1638年のものになる。この教会には婚姻の神様として慕われる聖人、聖アントニオが祀られている。そのためかつてはポルトガル人の墾例が多く挙げられていた。教会前にある世界遺産の「カモンエス広場(白鴿巣前地)」には多くのお年寄りが集まり、それぞれのんびりと時間を過ごしている様子がうかがえる。太極拳をしている人、エクササイズマシンで体を動かしている人、井戸端会議をしている人、カードゲームやチェスのようなゲームをしている人などなど。マカオで暮らす人々の日常を垣間見ることができる。