広州大酒店は1997年に既に廃業しており、その跡地は建物ごと放置されていた。2009年、前を通りかかった際に何やら昼夜を問わず内装工事をやっていたので警備員に訊いてみた。
「ここ、何ができるの?」
「ん、新しいカジノですよ。」
それから一年、既に『モカカジノ』の屋号が取り付けられたり、スロットマシンが数台運び込まれたりしたという情報があるが、依然として開業には到っていないようである。2010年11月現在、広州大酒店の屋号は消されているものの、新しい屋号は確認できず。また、外壁の塗装も完了しているが未だ開業には到っていない。
マカオのカジノを取り巻く裏社会の複雑さ(内港エリアと外港エリアの綱引き等)を理由に挙げる人もいるが、何にせよ以前の特徴ある建物をそのまま利用しているのだから、敷地面積は広くないが開業すれば何かと話題になるカジノになると推測される。
ちなみに、この旧広州大酒店の建物は映画『インディージョーンズ』のロケに使われた事で有名である。