マカオの街の魅力は、何よりも東洋と西洋のものが隣り合わせて共存していること。たとえば、街の中心地であるセナド広場の近くに、中国の神様関帝を祀る三街会館と、西洋の文化を象徴する教会の両方が同時に存在している。三街会館は、セナド広場横の細道から入るところにあり、近くに昔風の中国市場がある。入口は全く目立たない感じだが、しかしこう見えても世界遺産をなす建造物の一つである。寺院の中に商業を司る神様である関帝が祀られている。中国の本土では珍しいものとなっているが、このように、香港やマカオ、海外の中華街など華僑が集まっているところで関帝の廊をよく見かけられる。