ガイドブックでも掲載されている「ラ・ボラ」。マドリッド名物のコシード・マドリレニョ(マドリッド風煮込み)が評判のお店である。1870年から続く老舗レストランで、店内には食事に訪れた、たくさんの著名人たちの写真が飾られている。
一人分ずつ、煮込まれたコシードが壷に入って出てくる。壷と一緒に、一皿目の茹でたフィデオ(パスタ)が運ばれてくる。食べ方は、壷の中のスープを入れて、パスタスープとしていただく。スープが終わったら、壷の中身を全部出してもらって、豚、牛、鳥の肉とガルバンソー(ひよこ豆)とジャガイモとともに食べる。付け合せにはトマトソース、青唐辛子、ネギ、そしてキャベツのにんにく炒めもあって、とにかくボリュームがすごい。日本人女性だと半分の量で充分といった感じだ。味は想像よりもマイルドで食べやすく、付けあわせで味に変化をもたらせられる。冬のマドリッドは寒いので、こういう料理が生まれたのだろう。
この他、カスティーリャ料理も揃うので、ぜひ一度足を運んでみて。