スペインマドリッドにある「プラド美術館」は、世界四大美術館の1つと評されている。1819年に、15世紀以来の歴代スペイン王室のコレクションを展示する美術館として開館した。現在では3万点以上の作品が所蔵されている。エル・グレコ、ゴヤ、ベラスケスの三大巨匠は必見である。また、イタリア、フランドル、フランスなど外国絵画も充実している。
建物はフアン・デ・ビリャヌエバの最高傑作と謳われる新古典様式で、美術館正面ではベラスケスの像が建っている。非常に気品ある雰囲気だ。
しょっちゅうレイアウトが変わるというので、事前に確認してから回ったほうが得策だろう。インフォメーションでも館内図があるので、お目当ての作品を軸に鑑賞しよう。じっくり鑑賞するには、最低でも半日はかかるだろう。世界の名作を、時間を気にせず楽しんで。