マヨール広場のすぐ脇で、マドリッドの中心地にある「サン・ミゲル市場」。約2年間の改修工事を終えて、ようやくリニューアル・オープンした。新しい「サン・ミゲル市場」は、豊富なグルメ食材や商品がセンス良く並んでおり、カフェテリアやBAR、さらに市場の中央ではイベント等もできるスペースがあるなど、モダンな‘ガストロノミー空間’ として生まれ変わった。「サン・ミゲル市場」は1916年に開設以来、マドリッド市民に親しまれている市場である。
入口は鉄製の装飾が当時のまま保存されて美しく、歴史的建造物としての価値も大きい。内部の鉄製の柱や梁もまた、当時のままで、レトロスタイルとモダンスタイルが上手く融合された独特の空間となっている。市場中央部では、テーブルや椅子が用意され、BARのように気軽にワインやタパスが楽しめる。
「サン・ミゲル市場」にはチーズ専門店や昔ながらの薪を使用して焼かれるパン屋、ワインショップ、肉・加工肉専門店、本屋等々全部で33店舗になるという。OPENは朝10時からで、市場としては夜遅くまで営業している。BARとして利用する人々も多い。いつも混んでいるが、比較的午前中は空いているので、ゆっくり見たい人は午前12時前に行くのがオススメだ。