チャイニーズ・レストラン「皇悦」、英語名「Emperor Delight」
入り口通りすがり、お店の中から声がジェッセルトンポイントからの帰りがけ、ちょうどこのお店の前を歩いていたとき、声が聞こえてきた。
「日本の方ですか? 日本のラーメンによく似た、おいしい麺があります。一度食べにきてください。プロモーションをしています。」声をかけてもらえなかったら、このお店の存在はわからなかったかも知れない。ラッキーだった。
このお店もプロモ期間を決めていないとのこと。しかし、内容は変更するかも知れないと、お店の人がいっていた。サービスセットは、お昼限定。11:00am~2:00pm。土日祝OK。
ガラス張りのキッチンで、麺を打つ様子を見ることができる。店内にはチャイニーズの方ばかり。
メインディッシュのスープ・ヌードル非常にシンプルだが、ハーブの深みある味わい正真正銘の手打ち麺。プロモで付いてくる、鶏の唐揚げとアイスレモンティ、 デザートのマンゴープリン。マンゴー風味たっぷり。半分食べてしまってから写真を撮っていないことを思い出した。
スープ・ヌードル:プロモのスープ・ヌードルは日替わりメニューだが、麺自体はすべて同じ手打ち麺を使用する。ガラス張りのキッチンで、お客様に麺を打つ様子を見せているのは、よっぽど自信がある証拠。見た目はシンプルすぎて、それほど美味しそうには見えない。しかし、このお店の看板メニューだけあって、食べて納得だ。まず、スープを飲んでみた。日本やクアラルンプールでは味わったことがない味。口に入れてしばらくすると、ハーブの味わいが徐々にしみわたってくる。実に深い味わいのスープ。 薄口醤油味ベースのダシに、ハーブを煮込んだ感じといったところだ。 麺はというと、日本のラーメンに似た舌触りだが、少々粉っぽく感じる。しかし、噛んでみると、この麺にもハーブが仕込まれていて、これまた、ハーブ味が口中に広がってくる。味わえば味わうほど、納得のスープ・ヌードルだった。
サイドディッシュ・ドリンク・デザート:サイドディッシュの唐揚げは、外側はカリッとクリスピー、中はフワッと非常にソフトな感触でジューシー。ドリンクのレモンティーも、マレーシアでありがちな、甘すぎることはなく、ヌードルと唐揚げによく合った味だった。デザートはマンゴープリン。マンゴー風味たっぷりで、これも甘すぎることなく適度。なめらかな舌触りで、食後のデザートにはピッタリだ。
このセット、4品で、RM8.8、 但し、10%のサービス料が付加される。手打ち麺がこの値段で、しかも他に3品も付いてこんなに安く食べられるレストランは、マレーシアでは他にないだろう。まさに、価値あるレストランだ。場所はココショッピングモール「スリア・サバ」の筋向かいで、ジェセルトンホテルからも直ぐ。