空港から10分ほどのセンブラン地区沖の埋立地、南シナ海に面して建つリゾートホテル「ステラ・ハーバーリゾート&スパ」。入り江一体が全て敷地となっているような広大なホテルである。海側に近くリゾートタイプのザ・マジェラン・ステラと、高層ビルのザ・パシフィック・ステラと、大きく2つに分かれている。今回、宿泊したのはザ・パシフィック・ステラホテルの方。オーシャンビューの部屋ではないが、ベランダからは南シナ海の入り江が辛うじて眺められる。そして、眼下一面には、ゴルフコースが広がっている。夕暮れはゴルフコースのライトが煌々とまぶしいが、夜になると海岸沿いの、おそらくホテルなどの観光施設と思われる辺りだけ明るく、それ以外はどっぷり真っ暗である。黒で塗りつぶしたように暗い。暗いというより、むしろ黒い。
「ステラ・ハーバーリゾート&スパ」の、ザ・パシフィック・ステラという棟の部屋は、ほぼ快適ながら、不満はバススルーム。ベッドの横のよろい戸を開けると、すぐにバスタブが位置する。よろい戸を開けておくと、奥のトイレまで丸見えだし、よろい戸を閉めても、シャワーのお湯がベッドルームに飛びそうで、結局一度も使用していない。トイレの横には別にシャワールームがある。
ホテルのプールからは海も見えて、快適だ。もう一方の棟、ザ・マジェラン・ステラの方がより豪華な感じである。ホテルの庭の木々は南国ムード満点で、地下には熱帯雨林がガラスケースに収まっているのを見れる。これは人工的に熱帯雨林状態を保っているらしい。
市街地からがやや距離があるが、無料シャトルバスのサービスがあるので不便しないだろう。ゴルフコースからマッサージから、広大な敷地内には施設が充実しているので、滞在中飽きることはないだろう。