プレビシート広場に面し、ナポリ王宮の正面に位置する「サン・フランチェスコ・ディ・パオラ聖堂」。1814年~1815年にかけて開かれたウィーン会議で、両シチリア王にブルボン家が復位したのを記念して建設された。ローマのパンテオンに似た新古典様式で、ピエトロ・ビアンキによる設計である。背の高いドラムに支えられ、中央円蓋両脇には小円蓋があり、やはり天井はパンテオンに似ている。聖堂内部は円形の造りとなっていて、大理石が使われ豪華で荘厳な印象を受ける。
夜になると「サン・フランチェスコ・ディ・パオラ聖堂」はライトアップされて、また違った美しさを持つ。幻想的な雰囲気もオススメだ。