マレーシアのクアラ・トレンガヌ沖に浮かぶ島「レダン島」。沖合いに浮かぶ島の中では、最も大きな島である。クアラルンプールからは、ベルジャヤ航空が1日1~2便就航しており、およそ1時間ほどの所要時間である。
ビーチは真っ白で、砂はきめ細かい。空も晴れわたると真っ青で、海はエメラルドグリーン。さすがはマレーシアのリゾートで最も美しいともいわれるビーチである。海の岩場のあたりは魚が多く、ビーチから海に入ってほんの20メートルくらいのところでもかなり見れる。珊瑚がたくさんあって魚も多いエリアというのは、島の南のほうにある。しかし、ベストではないエリアでも、ビーチからほんの数十メートルのところには立派な珊瑚が育っていて、本当に綺麗な海だ。リゾートホテルが何軒も立ち並ぶビーチ沿いの海としては、世界最高クラスの美しさではないか。少なくともアジアでトップクラスであることは間違いないにちがいない。
シュノーケリングで沖まで出ると、砂が真っ白で、海の底も海藻や岩ではなく砂のため、海の中も明るく見える。海の中の色が暗く見えてくれば、それは珊瑚なのである。魚も豊富で、ぽつんぽつんと単独で泳ぐいかにも熱帯魚という感じのもいれば、群れでざーっと泳ぐ野性的なのもいる。とにかくもう魚と珊瑚の天国である。レダン島には、マリンパークというスノーケリングのスポットがあるが、わざわざそこに行かなくても、近場にもちゃんと美しい海と魚と珊瑚が見られる場所があるのが魅力だ。