マレーシア国土のボルネオ(カリマンタン)島の北西部一角のある小国ブルネイ王国にあるモスクです。通称はオールドモスクで、全国王の名前を冠して「スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク」が正式名称です。ブルネイノ首都であるバンダル・スリ・ブガワンの海辺にあります。
このモスクはイタリア建築家の設計で、イタリアから大理石を取り寄せたことを筆頭に、中国から御影石、トルコやベルギーからじゅうたん、イギリスからシャンデリア、サウジアラビアから内装装飾など、世界中から逸品を集めた豪華なモスクで、1958年に完成しました。さらに、隣接する海には16世紀の王室御座船を再現した石船まで浮かんでいます。
ブルネイはオイルマネーで潤っていますが、それを象徴する建物です。
白に金のソームが映える旧来の建築様式を採用していますが、中はエレベータを備える近代さです。
モスク内は基本的には、ムスリムしか入れませんが、制限された時間帯のみ、一般の人も入れます。ただし、イスラムモスクなので、ノースリーブも上着、短バンでの入場はできません。また、女性もそのままでははいれません。
ノースリーブや短パンの人と女性は黒の上着わ入り口で借りて入ることが可能です。庭も整備されており、世界観を表しているようです。
夜はライトアップされ、とても幻想的です。
現国王の立てたニューモスクである「ジャメ・アスル・ハッサナル・ボルキア・モスク」と共に、ブルネイ観光の目玉です。
従い、ブルネイのツアーでは必ずと言っていいほど、コースに入っています。
ブルネイの空港からタクシーかバスで約20分ほどで来れます。
バンダル・スリ・ブガワンにありますが、この都市は中心部がそれほど大きくありませんので、近辺の主要観光場所は歩いて回れます。
*入場料は無料です。