ここのところ、マッサージのホームサービスが、乱立している。道路の交差する場所には、必ずといっていいほど「MASSAGE HOME SERVICE」と書いてある貼紙がしてある。それも、数軒のマッサージ屋が競い合うように料金の安さを謳っている。料金は、一時間当たりP250、ウェークデイの日中だと最安値でP150なんてところもある。サービスの内容は、電話一本でマッサージ譲がバイクの送迎と共に家にやってきて、マッサージを終えたら又バイクにて帰って行くというもの。しかし、このマッサージ、自分の体にしっくりあった場合はリラックスできるのだが、時に全く何もしないより悪いような粗雑なマッサージ譲に当たる場合もある。
例えば、来た瞬間にそわそわと時計ばかり気にしており、マッサージは上の空、結局仕事に身の入らない彼女は一時間という約束が45分で切り上げ、さっさと引き上げてしまったり。元来、このマッサージという職種、フィリピンでは他の下半身サービスを期待する・・・というより、過去にはそれ専門の業者もあったそうであるが、どうしてもそういうイメージが付いて回るらしい。もしかして、前出のマッサージ譲、そわそわしているということは、本番のマッサージより別の本番専門だったのであろうか。と邪推な考えを回すほど若い女性が多いのも現実である。マッサージ=セクシィ、中にはこの状態を期待するお客さんもいるようで、マッサージとセクシィーさに何の関係があるのか解らないが、いずれにしても小額の資本と電話一本で開業できるこの商売、増えるのも納得できる気がするが、中にはちゃっかりとお客さんと個人契約をし、基のマッサージ屋を通さないマッサージ譲もいるようである。一回のマッサージの本人の取り分が料金の1/5程では、そう考えるのも無理も無い話しだが。因みに、他のホームサービスでは、爪の手入れや髪の手入れ、散髪屋などもある。