リサール公園には「ホセ・リサール記念碑」があり、炎天下にも関わらず正装の衛兵が2人立っている。ホセ・リサールはフィリピン独立運動の父とされる国民的英雄。かなり遠いが少しだけ日本人の血も入っているらしい。スペイン支配下、19世紀末のフィリピンのエリートだったリサールは、医療や教育を通じてフィリピン国民を啓蒙するという、平和できわめて理性的な活動をしていたにも関わらずそれがスペイン政府からは扇動的な破壊工作であると断じられ、銃殺された。南米での数々の蛮行にしろ、かつてスペイン人がやってきたことって、本当に「当時の常識」では許されることだったのだろうか?