サン・ミッシェル広場の周りに、クレープ屋さんの多い通りがあるが、モンパルナスにも大変有名なクレープ屋がある。そんなクレープに美味しいも何もないでしょう、なんて甘く見ていたら大間違い。美味しいのだ。なんていうか、香りや食感が、全然違う。
もともとソバ粉を使ったガレットは、ブルターニュ地方の郷土料理。ブルターニュからの列車が到着するモンパルナス駅周辺には、昔からガレットを売る店が多いのだ。だから、学生や観光客向けのサン・ミッシェルとは違って本格的なのだろう。ガイドブックなどにも紹介されている有名なクレープ屋さんは数軒あるが、気に入っているのは、このお店リル・オ・ブレ・ノワール。おいしいからすごく気に入っていたら、なんとパリの美味しいクレープ屋さん10軒に選ばれていた店。リル・オ・ブレ・ノワールはいつも満席。テーブルには、ブルターニュの地図の描かれたマットが。すごく可愛い。メニューにはブルトン語らしき言葉も。ガレットにあわせるといったら、やっぱりブルターニュのリンゴのお酒、シードル!シードルはグラスではなく、こんな取っ手つきのカップでいただく。早速ガレットが到着。こちらはサーモンとフレッシュクリームのガレット。こちらは、生ハムとチーズのガレット。お皿からはみでてる。う~ん美味しい。これこれ、このソバ粉の香りと、生地のパリパリ加減。これが、美味しいクレープなのだ。そしてデザートまで頼んでしまった。自分で好きなものをのせることができるというので、かなり欲張りして・・・バナナ、チョコレート、塩バターキャラメル、ホイップクリームをこってりと盛っていただいた。ちょっと欲張りすぎたが、とっても美味しかった。