レストラン・クリストフは、モベール・ミュチュアリテ駅からすぐの可愛らしい広場に面したレストラン。このクリストフさんのお店。座席数は少なく、テーブルとテーブルの間隔がゆったりめで過ごしやすい。絵がたくさん飾ってあって音楽がかかっていて、大きなワインセラーがあって、小さいけれど本当に感じの良い、居心地の良いお店。PudloParisでお皿一枚、ゴー・エ・ミヨーで帽子2つの評価をもつこのレストラン・クリストフ。なんと店内に大きなワインセラーがある。フィリップ・パカレ、プレイリー・ロックなどの有名な造り手のワインがお手ごろな値段で飲めてしまう。
料理は、いつきてもほぼパーフェクトに美味しい!正直、パリで最高レベルに入るのではないだろうか。基本的なメニューにはあまり変化がないが、今回はカボチャのスープがあったので頼んでみた。どろっと濃度があり、スープというよりピューレのよう。酸味があるのは、おそらくミラベルかなにかのフルーツが入っているのだろう。でも野菜のこっくりした甘さは生きていて美味しい!スモークサーモンは、脂がのっているのに臭みもなく完璧。そしてメインは、ジゴ・ダニョー(羊のモモ肉)を。これは美味しかった。お皿が運ばれてきた瞬間から美味しそうな香りがし、カリっと焼きあがった表面の香ばしさといい、ふわっと柔らかくてしっかりした子羊の味といい、絶品。シェフの腕もさることながら、素材もものすごい良いのだろう。(聞くところによると、パリで一番有名な、ユーゴー・デノワイエのお肉を使っているそう。)つけあわせの人参がほくほくして美味しい。
デザートはバニラアイスを。こちら、甘さかなり控えめ。でもバニラの香りはしっかり。口の中をあらわれる感じで食後の気分に完全にマッチ。ワインはBINNERのペティアン。蔵の香りがする。店内にはクリストフさんの趣味でクラシック音楽が流れていたり、居心地の良い店だ。