芸術家のカフェ、ラ・ロトンドは、観光ガイドには必ず載っている、有名カフェ。Lパリ左岸、モンパルナスにある、創業1903年のラ・ロトンド。かつては、モディリアーニや藤田嗣治など多くの芸術家や文化人が集った場所でもある。いかにも老舗らしい趣のある内装。壁にはモジリアーニの名画の数々(もちろん本物ではない)が飾ってあったり。あまりに観光客の多い、有名カフェなので、さほど期待せずに行ってみたのだが、まあまあ美味しいお料理が楽しめた。パンとバター、オリーブ。こちらのカフェではおつまみにオリーブを出されることが多いが、酔い止めの効果があるからだそう!
まずは、生牡蠣。キブロンからきたもの。夏牡蠣のわりにクリーミー。こちらの前菜は二人でシェアした。卵のココット、アスパラガスとキノコのスープ仕立て。これは美味しかった。なかなか気の利いた一品。仔牛のカルパッチョ。このお肉は良い味だった。鶏の胸肉のシーザーサラダ。上にたっぷりパルメザンチーズがのっていた。シンプルながらなんだか止まらなくなる味!サーロインステーキ。焼き加減は、レアよりさらに生に近い、bluechaudで。ちょっと肉々しさに欠けた感じだ。お肉の味が弱い。もちろん、悪くはないが。ステーキの付け合せは、ごくごく普通のジャガイモのグラタン。結構ボリュームがあるので、先に食べすぎるとお肉がお腹に入らなくなるので注意!飲み物は、あまりに暑いのでシードルにした。とっても雰囲気が良く、楽しい時間がすごせた。もちろん、カフェなので、食事でなく、飲み物でちょっと休憩、にも使える。古い時代のパリを味わえるお店のひとつ。