感じのいいジャズバー、ラ・ベリエールは14区、活気ある商店街、ダゲール通りに面したお店。ピアノもドラムもちゃんとそろっている。音楽が聴けるお店、パリにはたくさんありますが、ピアノがないところって結構多いのだ。エレガントなマダム、パワフルなサービスの女性がとっても素敵なラ・ベリエール。一度来ただけでも顔を覚えてくれる辺り、さすがプロフェッショナル…と感心してしまった。各席のナプキンは、マダムお手製だそう。女性ならではの心遣いも感じられるお店。聴くところによるとこのお店、最近改装したものの、もう25年もここにあるんだそう。カフェやレストランの移り変わりが激しいパリでは、それってすごいことなのだ。この夜のミュージシャンは、ギタリスト二人。奥のお兄さんがとてもいい声だった。
アペリティフにキールを。グレープフルーツのキール。爽やかで色も美しく、夏にぴったり!キールといえばカシスと思っていたが、ラ・ベリエールにはグレープフルーツやフランボワーズなど数種類のキールがある。そしてもちろんお食事も楽しめるこのお店。前菜+メイン、またはメイン+デザートで19ユーロ。とにかく外食が高くつくパリではなかなかの価格。前菜に、揚げたチーズラヴィオリのサラダと自家製ガスパッチョを。う〜んこれはなかなか美味しかった。メインは、鶏肉のグリーンカレー、グリーンカレーは初めて食べたが、口当たりはまろやかだけど、最後に結構ピリっときた。鶏肉が骨からほろっととれて美味しかった。それにしても、お皿の色使いが美しい。デザートには、バナナのタルト・タタン。ラ・ベリエールは、生演奏がとっても良いので、つつい長居をしてしまう。ミュージシャンさんたち、最後のお客が帰るまで演奏していてくれる。