ベルヴィルへはパリのはずれで、大きな中華街のあるところとしても有名。そして芸術家の多い地区でもある。このベルヴィル駅を出てすぐの坂をのぼったところにあるのが、ル・バラタン。このお店は噂にはよくきいていて、前からかなり来てみたかったのだ。まさに昔からある店といった雰囲気で、常連さんでわいわい賑やか。ル・バラタンはなんと夜には三回転するという人気ぶりなので、夜は必ず予約をしていこう。ワインリストも充実しており、カウンターでは馴染みの皆さんがワイン片手にずーっとおしゃべり。とっても働き者のアルゼンチン出身のマダムが取り仕切るお料理も、素朴で懐かしい味で、とても美味しい。前菜に鯛のカルパッチョ。メインは豚。とても美味しかった。こういう、野菜もたくさん食べれるお皿はいい。カリカリの皮がまた美味しいのだ。ワインが進む。最後にサヴォワのペティアン。賑やかに食べて飲んで喋って、とっても良い夜を過ごせた。最後にはル・バラタンのアイドルの猫ちゃんが登場。お客さんたちの間にやってきてはなでてもらって、でも抱き上げようとするとするりと逃げてしまう小悪魔っぷり。夜の2時にシャッターが閉じて追い出されるまでたっぷり楽しんだ。 ワイン好きにはかなりのおすすめ。なんといっても居心地がよく、楽しい夜が過ごせること間違いなし。