レストラン、「LeConcertdeCuisine」(ル・コンセール・ドゥ・キュイジン)。パリの有名鉄板焼きレストランのシェフをしていた日本人シェフが切り盛りするレストランだ。ル・コンセール・ドゥ・キュイジン、目の前の鉄板でシェフがすべて料理をしてくれる、目にもおいしいレストランというところが人気の秘密。
前菜は「フォアグラとうなぎのテリーヌ、お醤油のジュレとさんしょう添え」と、「ひめじ焼きにおかひじき、塩昆布、わかめ添え」。フレンチと和の斬新な組み合わせが、食べてみるまで信じられない組み合わせが本当においしい。ありきたりな言葉でしか証言出来ないけれど、ビックリした。メインひとつめ、お魚料理は「マグロのステーキ、わさびソース、水菜・アルファルファ・いんげん・シソ・ラディッシュ・トマト・セロリなど野菜添え」。これまた洋と和の見事なミックス。魚大国日本で育った私たちに、そうそうおいしいと思えることに出会わない魚料理、やっぱり調理するなら日本人シェフに限るなと思わずにはいられない、焼き加減。メインのお肉料理は。「子牛の京都ミソグラタン焼き、ポワロー添え」と、「豚の煮込み、根セロリのピュレ添え」。思い出しただけでおいしい。食べれば食べるほど、フレンチ風日本食なのか、日本風フレンチなのか、どっちか正直分からないくらい両方が融合していた。デザートは、「クレームブリュレにゴマアイス添え」と「抹茶ティラミスときなこのマカロン」。この「きなこのマカロン」というのは初めて食べる味でねっとりしっとりおいしかった。夜は前菜・メイン魚・メイン肉・チーズ・デザートのフルコースで57ユーロ。前菜・メインひとつ・デザートだと40ユーロだったはず。お昼はもっとお得。機会があったらぜひいってほしいおすすめレストランだ。